ひたむきに生きる女子高校生たちの姿を描く、ドキュメンタリー映画「うたごころ」 印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

main2-02.png

「うたごころ」STORY

あらすじ

img01-04.png




2011年3月11日に発生した、東日本大震災。未曾有の苦難が幾多の人々にのし掛かる中、それに屈せず、ひたむきに生きる女子高校生たちの姿を描く、ドキュメンタリー映画がある。
 現在も撮影を続けている「うたごころ〜宮城・三陸/女子高校生たちの青春」。宮城県で自宅を津波で失った女子高校生と、大阪のプロボーカリストたちが「合唱」を通して、人と人との”絆”を深めていく姿を描き出す。

出会い

関西を拠点に600人の合唱グループ「human note」を率いるシンガー、寺尾仁志。これまで阪神・淡路大震災のあった神戸や、世界各地の困窮地帯に自ら足を運んで、物資を届けたり、合唱歌で現地の人々を励ますといった、独自の支援活動を展開してきた。
2011年5月初旬、寺尾は「human note」のメンバーと共に、津波で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町に向かった。一人の表現者として“現実”と向き合い、何ができるのか模索したかった。だが、現場に着いた寺尾は絶句する。
「あかんやろ…、あかんやろ…、」それでも覚悟を決めて、避難所で自分たちの歌を届けた。そこで出逢った、歌を真剣に聴いている一人の少女。地元の高校の合唱部員だった。

img02-04.png

少女と「合唱」そして「未来」

3月11日、町の中心地・志津川地区にあった自宅は津波に流された。家族が大切にしていた、あらゆるものが消えた。
残ったのは、家の土台だけ。周囲は大量の瓦礫で山のようになっていた。
 歌を通して、心を通わせ始めた寺尾と少女。次第に明らかになる彼女の生い立ち。津波という苦難を経て、パズルのような家族関係が少しずつ変化していく。
6月、少女の所属する気仙沼高校合唱部は、3年生の引退が迫っていた。過酷な日々の中で、女子高校生たちが力を合わせて歌う最後の”合唱”。
その声は、三陸の人々の”心”に響くのだろうか…。

img03-04.png

ドキュメンタリー映画「うたごころ」の取材は進行形です。

上映時間:約60分
出演
宮城県気仙沼高校合唱部の皆さん
寺尾 仁志(human note代表)
human noteの皆さん ほか
製作
監督・撮影:榛 葉 健
編集・MA:坂 本 勉(カムコンフィデント)
アシスタント:小沢 一代(カムコンフィデント)
映像協力:小岩 隆男(岩手県一関市・オオヤマ電器)
写真協力:佐藤 信一(南三陸町・佐良スタジオ)
音楽協力:早川 幹雄(宮城県合唱連盟)
ピアノ演奏:藤渓 優子
題字:六車 明峰





LinkIcon